進和基礎工業株式会社|グラウンドアンカー工事|東京都|

 

施工瓦版

 

某駐車場 擁壁補強工事

某駐車場 擁壁補強工事
 
 某駐車場の L型擁壁補強のため、永久アンカーを設置しました。
 
 弊社には、よく擁壁の補強工事についてのご質問・ご検討依頼をいただきますが、施工に際して処々の検討課題があります。
 
 1.永久アンカーを施工する際、設置アンカー長分だけ敷地が確保できるか。
 2.アンカー設置後、頭部が擁壁より300mm程度飛び出すが、用地内に収まるか。
    (通常、擁壁が敷地境界ギリギリにあるため、境界を犯す可能性がある)
 3.アンカー施工時、擁壁から4m程度の施工ヤードが確保できるか。
 
今回はすべての条件がクリア出来ましたので、施工に至りました。

以下、簡単ですが 施工手順を紹介していきます。
 
 
 
 

施  工  手  順

施  工  手  順
 
1.擁壁のコア抜き
 
 まずはコーリングで擁壁のコア抜きを行います。
  
 今回は、φ135のケーシングを使用したので、コア抜きはφ165で行いました。
 
 
 
2.削 孔
  
 ケーシングを順次継ぎ足しながら、送水ポンプにて ケーシング先端より 毎分140㍑ほどの削孔水を噴射し、設計深度まで削孔します。
 
 削孔長は、ケーシング L=1.5mを使用し、使用本数と、基準点からの残尺で管理します。
 
3.一次注入
 
 削孔長の確認後、ケーシング内に注入パイプを孔底まで挿入します。
 
 あらかじめ、注入用ポリパイプにマーキングをしておき、同時に削孔深度の確認を行います。
 
 グラウトポンプでグラウトを送り、孔底よりケーシング内部の削孔水と置換注入します。
 
4.PC鋼材挿入
 
 1次注入完了後、ケーシング内にPC鋼材を挿入します。
 
 鋼材は仕様により重量が重くなる物もありますので、揚重機を使用して挿入する場合もあります。
 
 今回は短尺で軽い物でしたので、人力で挿入しました。
 
5.加圧注入
 
 ケーシングを引き抜きながら、アンカー定着長部に加圧注入を行います。
 
 ケーシングの口元に加圧キャップを取り付け、グラウトを注入します。
  
 
6.造成完了
 
  ケーシングをすべて抜管し、孔内にグラウトを追い注入して造成の完了です。
 
 養生期間をおいて緊張作業、頭部処理を行います。
 
7.空隙充填
 
 養生期間終了後、防水処理のため緊張前に孔口内へ無収縮モルタルを充填します。
 
 使用量が少ないので、ハンドミキサーで混練りします。
 
 
 雨水等の侵入によるアンカー体の腐食を防止するため、空隙充填します。
 
8.支圧部材取り付け
 
 孔口に配列スペーサーや、防水用のパッキン、支圧プレート、アンカーヘッド等を取り付けます。
 
9.緊 張
 
  緊張ジャッキの設置が終わったら、各品質保証試験を行います。
 
 緊張前に、造成時に採取した供試体の圧縮強度試験を行い、グラウトの強度確認をします。
 
 今回は永久式アンカーのため、圧縮強度は 24N/mmが確認できれば緊張可能となります。
 
 
 品質保証試験は、本試験の多サイクル確認試験と、簡易試験の1サイクル確認試験を行います。
 
 永久式アンカーは、多サイクルで設計荷重の1.5倍、1サイクルで1.2倍まで載荷し、安全を確認します。
 
 各試験後、定着荷重まで除荷し、定着クサビを押し込んで定着します。
 
10.頭部処理
 
 緊張完了後、余長部のテンドンを切断します。
 
 最後にキャップを取り付けるため、キャップ内にテンドンが収まるように切断します。
 
 なお再緊張を考慮し、出来るだけ鋼線を長めに残します。
 
 頭部キャップ内に防錆剤を充填し、アンカーヘッドに被せてボルト締めします。
 
 最後にグリスポンプで頭部キャップ内に防錆剤を圧入し、ベント穴から防錆剤が溢れるまで充填注入します。
 
11.施工完了
 
 シルバーのキャップを採用しましたので、コンクリートの色に近く、目立たず景観も良く仕上がりました。
 
 今回の部材ではコンクリート壁から、ヘッドキャップ先端まで約25cm程度の張り出しとなります。
 
 

口元止水工(ガイド管設置・パッカー設置工)

口元止水工(ガイド管設置・パッカー設置工)
   
アンカー設置位置が地下水位以下である場合、山留壁(シートパイル・SMW等)の孔口を開けた際に水の流出がある場合があります。
このような場合、アンカー体造成(削孔・グラウト注入・PC鋼材挿入)後に、水、土砂の流出を止める必要があり、上のスライドでは、止水方法として ガイド管・口元パッカーの設置の手順を示してあります。
 
 
1.ガイド管(削孔前)
 
 シートパイルの場合、水の流出が少ない場合はガス溶断で孔口を切断し、コア抜き後にガイド管をを打ち込みます。
 打ち込み後、固定プレートでガイド管を挟み 溶接で固定します。
 
 流出が多い場合は、短いガイド管をシートパイルに直接溶接固定後、鉄切用ビットを用いて、削孔機で孔口を切断し、その後削孔作業に入ります。
 
 SMWでは壁に厚みがあるので、出水量によらずコア抜き後に鋼管を打ち込み 管を固定します。
 
※ガイド管を使用すると、口元パッカーは管内にきれいに収まりますが、シートパイルを抜く際に障害になることがありますので、ガイド管を使用しない場合もあります。
 
 
  
2.口元パッカー設置(削孔後)
  
 
 アンカー体造成の作業終了後に、口元パッカーをPC鋼材に通して、ガイド管内に設置します。
 口元パッカーから出ているホースからグラウトを注入し、パッカーを膨張させます。
 
 削孔時に山留め背面から土砂の流出があった場合は、PC鋼材に背面注入用のホースを抱かせ、パッカー設置時にあわせて背面注入も行い、背面地山の沈下防止を行います。
 
  
 ここでは、大量の水、土砂の流出防止が目的で、細かな孔口止水は行いません。
 
 アンカーの緊張定着終了後、止水セメント等による孔口止水を行います。
 また流出が多い場合はホースを用いて掘削底面まで導水を行います。
 
 
 
 
使用材料(今工事)
 
 
○ ガイド管(150A)
 
○ 口元パッカー(特小・芯材有り)
 
○ グラウトホース(Φ15.2mm ポリパイプ)
 
○ 珪酸ソーダ(3号)
  
 

定着地盤を確認するための試験アンカー

定着地盤を確認するための試験アンカー
 
今回、仮設アンカー1段目で安定した支持地盤が深いため、設計荷重を小さくして中間層(層厚4.5m程度)で定着をする計画になっていました。実施工前に安全を確認するために試験を行うことにしました。
 
山留アンカーは斜めに設置しますが、まだ施工前で掘削前であること、載荷に伴い反力装置を簡潔にすることを考慮し、GL地点から鉛直に試験アンカーを設置しました。
 
仮設アンカーであることと実施工での安全確認であることを踏まえて、層厚を4.3mに設定し、設計に用いられた地盤の周面摩擦抵抗値τを元に設計荷重を逆算しその1.2倍を試験荷重としました。
 
アンカー体を設置後、写真のように鉄板・受圧板を反力装置として1.2倍まで載荷し、さらに1.5倍まで引抜けることなく載荷出来ました。
 
基本試験ではアンカー計画時に周面摩擦抵抗値τを求めるため、設置したアンカーの引抜きまで行い設計に反映させます。しかし今回はアンカー施工が迫っていました。抜けるようであれば、地盤耐力を考慮してアンカーピッチを小さくして設計荷重を小さくするか、設計荷重はそのままで深い支持地盤まで伸ばすかの選択肢がありましたが、十分安全が確認できました。その後、実施工でも問題はありませんでした。
 
通常、反力装置は地盤の耐力を考慮して反力桁などを用いますが、今回は当社で保有する法面で使う受圧板を使用しました。受圧板は接地面積が広いことで接地圧を小さくすることが出来ます。鉄板敷設後、受圧板を設置して載荷を行い、地盤の沈下や鉄板の変形もなく試験を行えました。
 
 

地中調整池除去式アンカー撤去工事

地中調整池除去式アンカー撤去工事
   
アンカー供用期間終了に伴い、除去式アンカーの撤去を行いました。
躯体の構築にあわせ、最下段より埋め戻し、捨て梁設置を行いながら一段ずつ撤去していきます。
今回は、山留め背面にレッカーが設置できましたので、施工能率の良いレッカー除去で施工しました。
 
 
使用機械 : 25tラフター、ガス切断機
 
施工数量 : 108本
 
総延長  : 1,691.5m
 
仕様   : KJS除去式アンカー J5-10
 
アンカー引き抜き時は、仕様にもよりますが最大2~4t程度の荷重が掛かります。
25tラフターで、約17mほどの作業半径がとれますが、これを超える場合は大型のレッカーを導入するか、ジャッキ除去で施工するようになります。 
 

底盤コンクリート穿孔工事

底盤コンクリート穿孔工事
 
φ700の取水管ポンプ室撤去に伴い、室内埋め戻し後、ボーリングマシンにてGLより穿孔し、浮き上がり防止のため底盤コンクリートを破壊撤去いたしました。
 
使用機械  : MCD-10、MG-20
       発電機45KVA、水中ポンプ等
 
削孔径    :  φ165mm
 
削孔長    : 10.5m(内コンクリート部
       0.5m)
 
施工数量 : 96箇所
 
 
コンクリートの風化や鉄筋も広ピッチで最大26mmの丸棒と、思ったより抵抗が少なく、スムーズに施工ができました。
 
進和基礎工業株式会社
【本社】
〒125-0061
東京都葛飾区亀有5-19-5
TEL.03-5856-0681
FAX.03-5856-0682
【工事部】
〒342-0036
埼玉県吉川市高富1-14-22
TEL.048-951-3581
FAX.048-951-3582
───────────────
■グラウンドアンカー工事
 各種ボーリング工事
───────────────
■土木工事業・とび・土工工事業
■東京都知事許可(一般)
 第104876号
───────────────
<<進和基礎工業株式会社>> 〒125-0061 東京都葛飾区亀有5-19-5 TEL:03-5856-0681 FAX:03-5856-0682